2025年12月。個人サイトについて考える。

個人サイトが隆盛していたのって、いつだったか。

だいたい2000年代初頭だったと記憶しているんだけど。

まだTwitterもpixivもなかった時代だ。

しかし。今じゃ、この『絵ろ屋あくせす』のような個人の趣味サイトはすっかり見られなくなった。

まぁ、無理もない。

各種SNSとか。pixivとか。noteとか。

そういう大手の巨大サイトが多くのお客さんを集め、様々な情報や作品の発信者の承認欲求を満たしているわけだから。

お客さんの数=力=正義。

力こそ正義。パワーですよ。パワー。

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……と。自分もまた、つい最近までそういう感覚でいたんだけど。

そんなこんなで、この個人サイトも何年も放置していたりしていたわけですが。

最近、ちょっと考えを改めるようになったです。

今回の記事は、その辺りついて言及してみたいと思います。

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xとかpixivとか、俺のような絵師にとってこれまで魅力的だったプラットホームが、すっかり使いづらくなったんだよね。

忌憚のない表現をさせてもらえば、目障りな情報が多くなった。

生成AI関連のあれこれ、とかね。

ああいうものを見ると、げんなりするんだ。

絵を描く際に最初に必要となる『気力の炎』が消えちゃうの。

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…え? なに?

「じゃぁ、見なきゃいいじゃん」とな?

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んーと。あえて、質問に質問で返させてもらうけど。

きみ、できてる?

『不愉快なものを見ないようにする』ということが。

きみはできているのかよ?

断言してもいいけど、「できてない」だろ? きみも。

乱暴な言い方をさせてもらえば

「おまえもできてねーことを、人に求めるなよ。ばーか」

ってことですよ。

「不愉快なものなら、見なきゃいいじゃない」

などとしたり顔で語るヤツに対しては、「自分ができてないことを人に求めるな」と言い返すしかないわけです。こちらとしても。

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いや、別に。喧嘩を売っているわけではないんだよ。いや、ほんと。

この記事の文章を読んで不快な気分になっていたなら、謝る。

ごめんなさい。

……でも、さぁ……。

そういうこと。そういうことなんです。

いわゆる『アンガーコンテンツ』ってやつ?

怒りの感情を誘うコンテンツに、人はついつい引き寄せられてしまうものなんです。

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ネットで見られる『アンガーコンテンツ』には、色々な種類がありますけど。

意図的な炎上記事や動画のみならず、「なんだこいつ。勘違いしてんじゃねぇよ」という批判的な意図で投稿された記事や動画もそれに含まれるかと。

いわゆる『義憤』系のコンテンツね。

そういうのも、ことごとく『アンガーコンテンツ』にひっくるめていいと思います。

その理由は以下。

アンガーコンテンツを目にすると、どうしても読者はそれに引き込まれてしまうから。たとえば、こんな感じ。(↓)

「ふざけんな。どういう理由でそういう事になったのか、詳しく教えろ」

「え? こいつ何言ってんの? その真意はどこにあるわけ?」

……などなど。

ムカつきつつも、ついつい好奇心を誘われてしまう。

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自分にとっては、生成AI絡みのイラストやそれに絡む記事も、一種のアンガーコンテンツです。

「お気楽なAI絵ばっかりアップしやがって」

とかムカつきつつも

「この腹立たしい連中と対決していくには、まず敵を知るところから始めなくてはならん」

とかなんとか考えて、ついつい不愉快なものを見続けてしまう。

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つまり。

『お客さんの数=力=正義』の公式が成り立つネット稼業においては、ある意味、『アンガーコンテンツ』って無敵の存在なんだな。これが。

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今、あらゆるネットサービスは

・「いかにお客さんの可処分時間を奪うか」

・「いかに見てもらうか」(インプレッション数を稼ぐか)

このふたつを最大の戦略的目的としている。

いや、難しい言葉を使わずに言えば

「たくさん見てもらって、たくさん広告料稼ぎたい」

…つまりはこういうことだわな。(苦笑)

広告料の出資者からすればインプレッション数は正義そのものだからね。そこんとこは、まぁ仕方ない。

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……でも、さぁ……。

その辺の向こうさんの狙いを、看破しつつだよ?

あえてアンガーコンテンツに引っ張られて、やたら時間と労力を消費していたりする俺たちって、いったい何なのさ?

アホとか? 馬鹿とか? 鴨とか? 餌食とか?

まぁ、そんな感じじゃん。

もう『食い物にされちゃってる』わけですよ。

ネットビジネスでSNSを運営している連中とか、そこで義憤系記事という形で『アンガーコンテンツ』をバラ撒いて荒稼ぎしている連中に。

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……もうウンザリなんだ。

これ以上、あの連中にナメられてカジられるのはイヤなんだ。

ここらで、抵抗の意志を示す決意表明をさせてもらいたいんだ。

「もうお前らの狙いはわかってんだからさ。ささやかではあるけど、抵抗の意思を示させてもらうわ」

……とね。

そして、それを行動にして示すべく。

俺は今回、この個人サイトを再開させることにしたわけです。

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さて。

ちょっと、未来について予見してみようか。

もうあと二年もしないうちに、SNSは生成AIによるフェイク画像、フェイク映像、フェイクニュースで溢れかえるようになる。

これはまぁ、間違いない。

今でさえそうだもん。二年後には、AIはさらになる進化を遂げているだろうから。それを使って悪さをするやつらも、えらいことになっているだろ。

んで。

ますますアンガーコンテンツで稼ぐ連中は大喜びだ。

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しかし、こちらとしては「いつまでもカジられていてたまるかよ」という意思を示したわけだから。

それなりの行動を心がけなくてはいけない。

やつらへの対抗手段は二つ。

・ひとつ。見ない。

・ふたつ。見ないで済ませる仕組みを作る。

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この個人サイトの運営は、上記のふたつ目の『仕組み』作りの一環でもあるのだ。

「もう付き合ってらんねぇわ。あんなもん」

と書いた後で、また懲りずに一日に何時間もネットコンテンツを見る気にはさすがになれないし。

「記事読みましたよ。自分もまったく同意ですわ」

と言ってくれる人達の中に、自分が一目おく人物がいれば幸いだ。

その人への尊敬の気持ちは、そのまま「見ない」を継続するエネルギーになるからね。

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そんなこんなで。

今年、2025年。

「今、再び! 個人サイトの時代がくるかもしれん!!

だってSNS全体がもう腐りきっているんだもん!!(笑)」

という目論見と見解のもと。20年ぶりに『個人サイト』に力を入れることに、意気揚々の今日このごろなのだ。

 

≪終≫