やる気がおきない時の原因

「……駄目だ。全然、創作スイッチが入らねぇ……」

先ほど、三時間ほどの昼寝から目が覚めてからかれこれ15分ほど、ボーッと机の前で過ごしていた。

PCの電源を入れるも、クリスタなどの作業アプリを立ち上げる気にはどうしてもなれなかった。

とにかく何もしたくないのだ。創作に関することは。

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他のことならできそうなのだけど。部屋の整理とか。ガソリンスタンドで灯油を買ってくるとか。そういうことなら。

でも、とにかく創作に関することだけはしたくない。

……なぜだろう?

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色々と考えてみたのだが。

「ここしばらく、創作の成果物に関して全然反響が思わしくなかった。つまり成功体験していなかったからだな」

という原因に思い至った。

頑張って描いた絵をXにアップしても、反響は思わしくないし。

必死こいて書いたテキストに関しても、あんま熱の入った感想はもらえていなかったりするし。

そう。つまりはそういうこと。

たぶん潜在意識というか、心の底で『本当の自分』が溜息をついていたりするわけだ。

(また頑張ったところでさぁ……。どうせ次もガックリするだけなんじゃねーの? だったら、やりたくねーよ。ばーか)

などと半べそかいて、膝かかえてうずくまっていたりするわけですよ。

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……さて。そういう時はどうするか?

『本当の自分』とちゃんと向き合ってあげるのだ。

つまりは、自分の受けた精神的ダメージをしっかりと見定める。

そのうえで『自分』に提案する。

・どうする? もっと休むか?

・気持ちを切り替えて、もっかい頑張ってみるか?

・そっけないお客さん連中になど見切りをつけちゃう?

・別の何かを頑張ってみる?

……等々。

ダメージが深いときは

・やるべきことはやらなきゃ!

・自分で決めたことだろ! ちゃんと予定どおりやれ!

などと叱咤激励するような提案はしない方がいい。

だって『やらなきゃいけないのはわかってる。でもやりたくない』モードに入っちゃっているんだもん。

余計に苦しませてしまうだけだ。

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……まぁ、そんなこんなで。

やることなすことうまくいかない事が続いたときは

「中途半端な余暇や数時間程度の睡眠で回復できるもんでもねえな」と割り切り、「おっしゃ! もっと休もうぜ! 遊ぼうぜ! なんか美味いもんでも食いにいっか!」と、ひたすら自分を甘やかしてやるのも時にはアリだったりするわけだ。

だって、挑戦を重ねた結果が『連敗』だったなら、もうそれは「頑張らない方がいいだろ」と言うしかないのだから。

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どうせ数時間後だか数日後には「負けっぱなしでおわれねぇよ」とやる気になっているのだ。

ただ、どれだけ早く自分を回復させてやるか、は大事。

『やらなきゃいけないのはわかってる。でもやりたくない』と悩んで時間とエネルギーを無駄に消費するのが一番良くない。

「OK! ここは『やりたくない』を尊重する! 重ねた挑戦の結果が連敗なら、もうそりゃ『やりたくない』の資格は十分だ! やってらんねー! 遊びにいこーぜ!」

と自分の肩を叩き、PCの電源を切って外出しちゃうのが一番なんだな。

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……というわけで。

『今日はもう頑張らなくていいや』と割り切り、外で何か楽しいことしてきます。

二郎系ラーメンでも食った後、古本屋でエロ漫画でも物色して来ようかしらー。

≪終≫